「数学的に考える力をつける本」を読んで。
「数学的に考える力をつける本」
~伝わらないがなくなる~
(著者:深沢真太郎氏)
★★★★☆
さらりと読めてしまうのに、
確かに「数学的に考える力」を与えてくれる、ビジネス書として素晴らしい一冊でした!
私がそもそもこの本を手に取ったきっかけは、
説得力のある言葉を言えるようになりたいと常々思っており、サブタイトルにある"伝わらないがなくなる"に惹かれたからですが、
もちろんそれだけではなく、実は私は数学が大嫌いです。数字アレルギーと言い換えてもいいぐらいです。
しかし、だからこそ数学的なモノを克服したいという気持ちから、自ら"数学"と名のつくこちらの本を選びました。
つまりは自分の中の"出来ない"や"苦手"を無くしたかった訳なのです。少しでも。
話を戻しまして、
私は根っからの文系(理系の話はさっぱり分からないので消去法的に。)なので、この本のタイトルにある「数学的に」に、相当に身構えていました!
だって数字アレルギーだから!
でも、そんな心配は全くの無駄でした。
なんせ数字が出てこない(!)のです。
本書では数字を使う事なく、数学的に考える力を授けてくれます。
あれ?数字を使わないのに数学ってできるの?という疑問が出てくると思いますが、
、、、できるんです!!(少なくともこの本書内では。)
詳細は是非とも本書を読んで欲しいので省きますが、
ズバリ!本書のいう所の"数学言葉"を使う事が数学的に考える力をつけるミソなのです!
数学言葉とは、三角形の定義の証明の時などに使用していた、
"つまり"や"ゆえに"などといった物事の構造を矛盾なく論理的に整理する魔法のコトバの事です!魔法はちょっと言い過ぎですかね。笑
とにかく、
"数学言葉"を日常で使用する事により、物事の構造を矛盾なく論理的に整理する事ができるようになる。
↓
つまり、
矛盾のない論理的な思考が手に入る。
↓
ゆえに、
説得力のある言葉を言えるようになる。
応用してみましたが、いかがでしょうか?
なかなか様になっていると思いませんか?
損はないので是非手に取って読んでみて欲しいです!そして感想を言い合って私に次の新しいオススメの本を教えてください、、、!